VERDA GEMO
Kategorio: somero 2022
VERDA GEMO 2022 printempo n-ro 1 OONISHI Masajuki 【要約】1930年代に青山士(あおやま・あきら)によって造られた新潟県の大河津分水の建設碑及び長野県の和田峠トンネルの上部には、エスペラントで刻まれた銘文が残っている。エスペラント運動が盛んだった当時が偲ばれる。 Mi prezentas du epigrafojn, skribitajn en Esperanto, fare de s-ro AOYAMA Akira(青山士). La unua estas monumento de kluzo ĉe Ookawazu bunsui(大河津分水、新潟県), kiu estis konstruita en 1931 por akvoreguligo de la rivero Ŝinano, en la gubernio Niigata.La konstruado, sub la kondukado de s-ro Aoyama, estis tre malfaĉila. […]
エスペラント始めました
VERDA GEMO 2022 printempo n-ro 1 Go
Mia vivo kun miaj dorlotbestoj (1/2)
VERDA GEMO 2022 printempo n-ro 1 2/2 verkita de Tutamo 【要約(Resumo en la japana lingvo)】柴犬と2匹のネコとの生活について語るエッセイの前編。昔は家の中で飼う犬を「座敷犬」と呼んだものだがうちの次郎も座敷犬生活を送っている。彼の生活はとても健康的だ。 Mia familio havas tri dorlotbestojn. Unu el ili estas vira ŝiba-hundo, nomata “Ĵiro”. Kaj du estas katoj, kiuj apartenas al la speco, norvegia arbaro (norwegian forest). Ili estas virina “Koume” kaj vira “Sasuke”. Ili tri loĝas kune kaj amike kun […]
VERDA GEMO 2022 printempo n-ro 1 skribita de JABUKI Cutomu 【要約(Resumo en la japana lingvo)】6月4日に埼玉エスペラント会の夏季総会を開催した。前半は活動状況や新たに取り組む総会や会報について報告し、後半はオンライン懇親会を行った。次の冬季総会はザメンホフ祭と一緒に12月に開催を予定している。 Nia rondo, Saitama Esperanto-Rondo, okazigis la Ĝeneralan Kunsidon en la 4a de junio sur ZOOM. Nia rondo havas longan historion ekde la jaro 1957. Tamen en la lasta tempo ni ne okazigis ĝeneralan kunsidon. Okaze de ŝanĝo de la prezidanto […]
長いエスぺランティスト人生のあれやこれや その1
VERDA GEMO 2022 printempo n-ro 1 その1 その2 その3 その4 その5 その6 Sanjo 私がエスペラントと関わりを持ったのは1969年夏のこと。横浜にあった神奈川県立外語短期大学(数年前に廃校)で英語を専攻する1年生のときだった。英語会話の授業の講師は、県内にある米軍基地の将校の奥さんだったそうで、教職の経験があったのかどうか定かではない。私は、福島の田舎育ちの、英語大好き、ミーハーな女子だったので、横浜という都会で英語が勉強できることに満足していた。英会話の講師が、英語ネイティブであれば、その人がどういう人かは気にならなかった。 さて、その講師が出した夏休みの宿題が、世界共通語について、英文でレポートを書きなさい、というもの。世界共通語?英語に決まってる?そのとき、小学校6年の時に新聞で見た「きょうは何の日」のコラムで、エスペラントという世界共通語があるということを読んだ記憶が蘇った。おそらく、ザメンホフの誕生日12月15日の記事だったのだろう。さらにラッキーなことに、外語短大には毎月La Revuo Orientaが送られてきていて、それが毎号図書館を入ってすぐの書棚に置いてあった。というわけで、世界共通語としてエスペラントがあるじゃないか。なら、調べてレポートを書こう、ということで、JEIに電話をすると、横浜と横須賀のエスペラント会を紹介してくれた。レポートには、世界共通語として作られたエスペラントということばがある、英語だけが世界共通語ではない、とか書いて提出したのかもしれないが、もう覚えていない。とにかく、自分でエスペラントとはどういうものか確かめることにして、学習を始めた。当時の下宿先から通うのに便利な横須賀エスペラント会に入れてもらって、夕方アルバイト先から、横須賀共済病院の一部屋で行われていた例会に通い出した。 会には、お医者さん、古本屋さん、公務員、お寺の娘さんなど、いろいろな人がいて面白かったのだが、幸運だったのは、会で指導していたのが松葉菊延さんだったこと。松葉さんは、エスペラント界で有名な方で、本も何冊か書かれ、当時は難しかったソ連邦エストニアに有名なエスペラント詩人のHilda Drezenを訪ねる海外旅行をしたり。指導も厳しくて、ここで鍛えられたことは私にとってとてもよかった。基本的なことをおろそかにしないこと、とか、固有名詞の呼び方とか。会では厳しく指導していた松葉さんが、会が終わってから夜向かう先は、雑居ビルの階段を地下へ降りた先のキャバレー。遊ぶためではなく、そこで経理の仕事をしていたとか。わたしたちは、いつも顔を見合わせて見送っていた。 短大卒業まで、わたしは横須賀エス会で学習しながら、首都圏の若いエスぺランティストが企画したハイキングに参加したこともあった。桜木町で行われていた横浜エスペラント会(当時)に行ってみたこともある。 この後の私のエスペラント人生は、一旦途切れる。 (続く)
エスペラント、日本語、そして……
VERDA GEMO 2022 printempo n-ro 1 その1 その2 その3 石川尚志 エスペラント(以下E-o)と日本語にはどんな共通性があるだろうか?もちろん、どちらも人間の言語だから、同一の事象や感情を表現する働きがある。だがこれから問題にしようとするのは、英独仏のようなよく知られた現代の有力な言語(主として印欧語族)にはあまり見られない特徴が、エス語と日本語の間に存在し、そしてそれが言語の本質や起源にまでつながっているのではないかということだ。 E-oは文法・語彙の90%以上を印欧語族から借りているが、計画言語なので言語系統論上、エス語が印欧語族に属するとはいえないようだし、日本語をモンゴル語や朝鮮語のようなアルタイ語族に含めるかどうかは別として、互いに遠い存在であることは明らかである。 類型論からいえば、日本語もE-oもトルコ語などと同様に膠着語に分類され、中国語やベトナム語のような孤立語、ラテン語、ドイツ語、ロシア語のような屈折語と対比させられるが(J.Wells, Lingvistikaj Aspektoj de Esperanto)それだけの話で、そこからなにかが引き出される訳ではない。 音韻については、E-oも日本語も母音が5個であって、英、独、仏、中国語、韓国語などの発音に悩まされる日本人にとっては有難いが、ザメンホフが学んだロシア語、ラテン語、ヘブライ語なども5母音ということなので格別な意義はない。 以下で私は、「中動態」と「主語無し文」という二つの概念によって日本語とE-oを対比させ、そこから何が見えるかを探ってみたい。私の議論は、主として(多くは日本の)言語学者や哲学者の記述に基づき、E-oに当てはめているが、もとより私は言語学も哲学も正式に学んだことがなく、単なるつまみ食いなので、とんでもない誤読や誤解、牽強付会があるかもしれないことをお断りしておく。 早速、中動態の検討に進もう。中動態は、現代の印欧語族にはほとんどみられないが、日語とエス語ではありふれた表現であり、対応する表現が多い。 Taro rompis la tason. 能動態 太郎が 茶碗を壊した。 La taso estis rompita de Taro. 受動態 茶碗が 太郎に壊された。 La taso rompiĝis. 中動態 茶碗が 壊れた。 E: Mi naskiĝis en Tokio. 中動態 私は東京で生まれた。 英: I was born in Tokyo. 受動態 独: […]
Mia legado
VERDA GEMO 2022 printempo n-ro 1 Jokano 【要約】ネット上で読める25の短い小説を読んでいます。難しいものもありますが、Youtubeの解説が私の読書を深めてくれます。 De la lasta jaro mi partoprenas en legoklubo de San-Paŭlo. ― Mi mensogis. Mi nur spektas filmojn de ĝia kunveno en jutubo. Ili ĉiufoje diskutas pri unu novelo el 25 klasikaj Esperantaj noveloj elektitaj de Sten Johansson. La novelaro konsistas el 25 mallongaj noveloj verkitaj de diversaj […]